応用コース 第1回

今週の木曜日、応用コースもついにスタートしました。

今年度も、引き続き私が助手を務めさせて頂いておりますが、まー、ここでは応用コースの内容や気付いたことをチラホラ述べていきたいと思います。

まず、応用コースは講師が会長です。現在、会長が講師を務めるのは、海外関係のセミナーと、九十九里の合宿のみ。基本、講義と実技公開ですので、会長に手取り足取り見てもらう機会は、応用コースしかありません。内容も濃いので、人数も他のコースよりも少なく制限されています。

第1回目は、積聚治療と他の治療法の違いを改めて確認し、再診カルテの記入法、補助治療の紹介となりました。応用コースの目玉は、補助治療である刺絡にあります。積聚治療でおこなう刺絡は、他の治療法で行なっているものと、理論も、方法(道具)も全く違うといっていいですので、こいつを習得する為に10回の講習会内容が組まれています。

実技はまずお互いの治療。応用コースで求めるレベルは、カルテの記入を含めて基本治療を30分以内に行えることです。つまり、25分で座位の治療になっていないと無理ってことです。もちろん、主訴の改善、積の変化があってのこと。その為には、症状と技量にあわせて確認する指標を絞ること、取穴や指標の確認はすぐにできること(悩まないこと)、灸点ペンの使用を少なくし、頭と体(手の感覚)で覚えていくこと、などが当たり前にできなければなりません。

そうなってくると、どの順番でどの指標を確認するか、立つか座るか、次の動作にはどのように移ればいいのか、と全てを考えなければいけません。そこで初めて会長の治療時の動きを真剣に追うようになります。会長のデモでの鍼の刺し方や、使ったツボ(方式)などに注目しているようでは、まだまだです(笑)

最後に積聚会特製の吸角練習!刺絡を行なうためにはまずは、吸角の扱いに長けないといけません。今年も悲鳴が聞こえていましたが(笑)、まっ、お互い火傷して上手くなっていきましょうー。

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