大阪基礎Ⅰ講習会 第2・3回

2回目の報告を忘れてた。基本的に内容は日曜基礎Ⅰの2回目と同じなりー。

ってなわけにはやはり…。大事なとこだけ復習すると、積聚治療が補法しかないのは、減ることはあっても増えることのない生命力の病的な減少を、生理的なレベルまで戻そう(補う)という発想であること。よって、所謂虚実と表現されている症状は、病的な生命力の減少によって現れたものなので、症状の虚実に対して補瀉を行うことはしません。よって、補瀉という言葉だけを取り上げてしまうと、積聚治療は補法しかしない治療と他からは見られちゃうわけです。受講生の皆さんも勘違いしないように。

さて、接触鍼が前回終って、いよいよ脈の調整です。ここでのポイントは、脈診は全身の状態を把握することができる診察方法であるが、積聚治療の中では、全身症状の中でも、浅い問題の把握にまずは努め、根本的な問題、深い問題は腹診で判断しましょうと、ポイントをわけているとこです。脈診で全てがわかったら、それはすごいことですし、いづれはそうなりたいものですが、初学者には難しいですよね。だから、脈から判断するより、他の診察でわかるものは他で診ましょうということです。病的な生命力の減少をすべて脈で把握するのはなかなか難しい。だから、脈と腹でその役割を分けたほうが、わかりやすいでしょってことです。

さて、脈診時のポイントは、指節関節は全て伸展位で診ることでした。そして、指先ではなく指腹で診ること。ここでのコツは、慣れないうちは、234指を伸展位で橈骨動脈の上に置いてから、安定して試るために母指を陽池穴辺りに置くことです。母指を陽池辺りにおいてから、234指を置こうとすると、母指が固定されている為に、234指全てを伸展することが手の構造上無理です。よって、自分の母指が陽池辺りのどこに置くと指が伸展して状態で脈を診れるのかを確認しましょう。

接触鍼のポイントは、接触時間を長めにすること、最低2秒は接触させましょう。『接触』という言葉は『刺入しない』、『(接触)時間が短いと』いうことを、知らず知らずのうちにイメージしてしまっています。『水』というと『冷たい』と勝手にイメージするのと一緒です。自分の接触鍼がしっかり『接触』できているか確認しましょう。

写真は講習会後の懇親会で食べた鍋。もちろん食べ終わったとこ。花園町駅前の瓶丹(びんたん)です。激うま!ビールはプレミアムモルツだしー。ホルモン鍋がお薦めです!昨年からちょこちょこお邪魔してます。

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