基礎Ⅰ土曜(10回目)

基礎Ⅰ土曜もいよいよ10回目。今回の補助治療は知熱灸を学びました。手足の関節の陰面の痛み、手足の陰面の打撲(それぞれ陽面だと刺絡を用いるのでしたよね)、そして風邪の時の督脈(金・火の領域)にと色々使える知熱灸。しっかり覚えて自由に使いこなせるよう練習しましょう。

それではD先生の知熱灸作りのポイントのおさらい。知熱灸のために取るもぐさの量、知熱灸を作る硬さを毎回均一にしましょう(いつやっても同じ刺激を加えることができるように毎回同じ大きさ、同じ硬さの知熱灸が作れるように練習しましょう)。また、両方の親指と人差し指でピラミッド型の知熱灸を作っていくときのコツは、艾炷から手を離さないことです(手を離しながら作っていくと汗で艾炷がぼろぼろになってしまいます)。手を離さずにまわりの柔らかい部分を内側に押し込みながら成形します。普段の治療でも同じことですが、知熱灸をする前に指標を確認しておき、一壮ごとに指標の変化を確認しましょう。

実技では、なかなかうまく作れなかった方もいらっしゃったようですが、最初はみんなそういうものです。きっと小林会長だってはじめて作った知熱灸はもろもろだったんじゃないでしょうか(想像)。一壮作ったら一壮の分だけ、百壮作ったら百壮の分だけ、千壮作ったら千壮の分だけ、一万壮作ったら一万壮の分だけ上達します。いっぱい作って練習してくださいね。