基礎1日曜コース(11回目)

今回は、特殊鍼法の太鍼を行いました。

 10番鍼以上を太鍼と定義していますが、現在積聚会基礎コースではA社の33番鍼を特注し使用しています。 33番鍼ぐらいの太さになると鍼体のしなりもほとんどなく、畳針を身体に打ち込む感じになり、意外と身体って硬いものだなあと思うぐらいに思い切りがないと身体に入っていきません。もちろん刺鍼後は刺入痕もクッキリ残ります。講義でもお話しましたが、最初に鍼を構えたときに痛くない事と思い切りのよさが痛くなく刺すコツです。正直言って現在太鍼を使用する機会が多いかと言えば、ほとんどないと言っても過言ではありませんが、前回の皮内鍼・灸頭鍼同様に手段を持っていることは大切なことです。

 特殊鍼法は特に一度やったことがある。一度見たことがあるレベルになりがちですが、それは出来るレベルとは程遠いです。普段の臨床で基本治療の壁を自分自身が感じたら、どんどん利用してみると自信につながるのではないでしょうか。

次回はついに最終回になります。総復習になりますので皆さんたくさん疑問を持ってお集まり下さい。