応用Ⅰ日曜コース 「目に見える技量と問診力をUP!!」

5月10日(日)いよいよ応用Ⅰ日曜コースも始まりました!

第1回目ということで、積聚治療の概念についての講義からスタートです。

積聚治療は東洋的な発想に基づいた治療であるため、基礎Ⅰ・基礎Ⅱ・応用Ⅰ・応用Ⅱの全てのコースで、まずは気の概念の講義から始まります。そのため、第1回目の講義はボリュームたっぷりです。今回も、気付けば3時間、休憩なしのぶっ通しでした(笑)

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さて、積聚治療では病的な精気の虚を補うことを治療の目的としています。病的な精気の虚を補う方法として、基礎Ⅰコースでは基本治療を学び、基礎Ⅱコースでは補助治療を学んできました。

この応用Ⅰコースでは、この病的な精気の虚がどうして起こったのかという原因を探っていきます。

問診の中で原因を探っていくのですが、問診にもポイントがあります。

それは『習慣』『新規』

例えば、問診の中で、「身体にいいから食べているものとか飲んでるものなどありませんか?」と聞いてみると、「毎日、これを飲んでいます・・・」(習慣)とか、症状が出た頃のことを詳しく聞いていったりすると、「そういえば、最近趣味でこれ始めたんですよ・・・」(新規)なんてことがあります。

症状が出てきた時期と照らし合わせて考えてみると、いつもやっていること(習慣)や突然始めたこと(新規)などが、精気の虚の原因になっていることが多々あります。

そして、なぜ精気が虚したのか、どのくらい虚しているのかを形に残すのがカルテです。本日は初診カルテ中の大便と小便の項目についての講義がありました。

また、応用Ⅰコースでは、精気の虚の程度と5種の病症についてもみていきます。

そこで大切になってくるのが指標。指標は精気の虚の状態を表しているところなので、そこもしっかりチェックしていきます。この精気の虚の程度と、5種の病症(陰虚病症・陽実病症・陰実病症・陰実陽実病症・陽虚病症)が分かると、背部の治療で1行線・脊際・督脈をどうやって使っていくのかが判断できるようになってくるというわけです。

最後に、講師の髙橋大希先生も言っていましたが、まずは『目に見える技量と問診力をUP!!』することが大切です。

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第1回目の内容は、赤本P13~ 疾病観の基礎  /  赤本P103~104  /やまい一口メモP151~152

にも書いてありますので、読み直してみてください。

次回は5月31日(日)になります。