2013年度 基礎Ⅰ(日)コース 第4回 6/23開催

全国的に台風の影響で雨模様になったかと思ったら、カンカン照りの夏の暑さがやって来たりと、きまぐれな気温や環境の変化に困ってしまう季節ですが、くれぐれも体調は崩さないように、マイペースでいきましょう!

さて、今回のテーマは『腹診』でした。

積聚治療よる一番重要なところが、この腹診による腹証の決定で、一番のメインとなります。お腹にあらわれる「積しゃく」と「聚じゅ」という異状がお腹のどの 部分にあらわれているかということに よって、背中にどういう手順で治療を行っていくかということを決めるポイントになってきます。
前回からの治療手順の続きで、腹部接触鍼・脈調整というような手順を追ってくると、この腹診をする段階では、もうすでに消えてしまっている腹部の異状というのが、結果的に、「聚じゅ」だったというような診方をしていきます。
ですから、実際にこの時点で腹診をしたときにあらわれているものは、すべて「積しゃく」となります。
この「積しゃく」が難経56難に沿っての5つのエリア(テキスト図表参照)の心(HT)、脾(SP)、腎(KI)、肝(LR)、肺(LU)のどこ にあるかを診てもらい、腹証の決定(背部の治療方針)に至ります。つまりは、身体の「冷え」が必要としている背部にする治療内容を指示するものが決まりま す。

実技で体感してわかったことと思いますが、お腹の筋肉(腹直筋)がわかりやすい・わかりにくい、極端に痩せてたり・体格がよかったりと人それぞれですので、その辺にも注意してじっくり診ていきましょう。

次回 7/14(日)【第5回】は、背部兪穴治療(背部の取穴、区分)です。

最後まで一緒に頑張っていきましょう!!(講師:横山季之)

IMG_7409IMG_7396IMG_7401IMG_7413