損して、得とれ、とは、そういうことです。
私たちの、命をつないでおく、力のことを、精気、と言います。精気が、尽きた時が、命が、尽きるときです。
精気の量は、命を得た、その瞬間から、減ることは、あっても、増えることは、ありません。ちょうど、飛行機の燃料を、満タンにして飛び立って、また、高度を徐々に下げて、着陸して止まるのと、同じイメージです。
肉体的に、人生の最高潮を、向かえている時でも、精気は、減り続けています。
さて、この精気、昔から、命のろうそく、と表現されていますね。そこでは、命の活動が、炎、として、表されています。
そこが、肝心です。よく、怒りの炎メラメラ、って、漫画とかで、ありますね。
そうなんですよ、メラメラ燃やしていると、精気、減っちゃうんです。
相手のこと、恨んで、憎んで、怒って、メラメラすると、相手、じゃなくて、自分の方が、早死に、しちゃうんです。
恨み、怒り、イライラ、すごーく、損です。
人を、呪うでしょ、寝なくちゃいけない時間に、神社とかいって、釘とか打って、ろうそくの炎、ボーボー燃やした結果、
その時間、グーグー寝てる、相手は、長生きして、自分は、早く死んじゃうなんて、この世は、神も仏もないのか、って思いますが、
それは、違います。
神も仏もいるから、命のシステムは、完璧なんです。
さっさと、恨み、怒り、捨てちゃって、美味しいもの食べて、寝てれば、いいんですよ。
それで、
恨む、きっかけを作った人が、やったことは、きちんと、その人に、返っていきますから、安心してください。
システムは、完璧なんです。
損した、って思っては、だめです。
あなたが、損をしたなら、相手は、得をしたことになります。ということは、あなたは、相手に得を、あげたことになります。
だから、結果として、あなたには、得が、返ってきます。
反対に、相手は、あなたに、損を、あげたことになるのです。
だから、相手には、損が、返ってきます。
損して、得とれ、とは、そういうことです。
嫌な仕事を、うまく押し付けた、ラッキー、って思うかも知れませんが、それは、誤っています。
結果的に、得をするのは、相手に、得をさせた側です。
ですから、そこで、精気を、メラメラしては、いけません。
あとから、得したあなたを見て、今度は、相手が、メラメラします。でも、放置、です。
一切、構わないように、しておきます。
どうせ、あなたの方が、長生きしますから。
精気の炎は、人生を、楽しむために、宇宙から、分けてもらったものなのです。
無駄遣いは止めて、大切に、使いましょう。