2025年度 応用Ⅰコース日曜クラス 第10回

応用1コース日曜クラスの全10回にわたる講習会が、ついに最終回を迎えました。

最終回は、総まとめと、お互い初診問診から治療までを行いました。

【応用Ⅰの内容で重要となるポイント】

1.ライン・道具・治療方式の選択

積聚治療の核となるのは、ラインと道具、そして治療方式の的確な選択です。 特に脊際の取穴は技術的に難易度が高いため、指標が極端に偏っていない限りは、まずは「督脈」をベースに組み立てることが推奨されました。督脈へのアプローチを軸にして、知熱灸を1〜2壮から、状況に応じて2〜3壮行ってみてください。これだけで、患者さんの症状に大きな変化が出始めるでしょう。

2.「問診」と「指標」の把握

患者さんは「膝が痛い」「腰が痛い」という主訴を抱えて来院されます。しかし、主訴が真っ先に変化するとは限りません。膝の痛みは変わらないけれど、「便通が良くなった」「寝つきが良くなった」という主訴以外の変化は、生命力(精気)が回復し始めている証拠です。この変化を見逃さないことが大切です。特に、患者さんは主訴の痛みに意識が集中しているため、小さな変化に気づきません。「便通が良くなったのは、体が変わってきているサインですよ」と、こちらから言語化して伝えることが、重要となります。このように、「あなたの体は変わってきているんだ」と自信を持って伝えることが、患者さんの納得感を生み、治療の継続意欲を高め、主訴の改善にもつながります。

3.生命力の低下の原因を探る

患者さんの生命力の回復をするには、治療だけでなく、生命力の低下の原因を探ることも重要となります。治療だけで全てを解決しようとするのではなく、食事、労働、睡眠不足といった「不内外因」への指導も欠かせません。患者さん自身にも生活を振り返ってもらうことも大切です。

 

積聚治療は、小林詔司先生が作り上げた、シンプルかつ奥深い治療法です。 この全10回の学びが、明日からの臨床における確かな自信と、さらなる活躍の力になりますように。

1年間、本当にお疲れ様でした。

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