2012年度 基礎Ⅰ(日)コース 第8回 9/23開催

東京は、雨が降らない日が続いていました。ここのところ少しづつ雨の日が多く、すっかり過ごしやすくなりましたが、もう少し気温の落差が緩やかだったらいいのですが…。

さて今日は、雨の日(気温20℃・1010hPa)の講習会でしたが、足下の悪いなか 13名(1名欠席)の参加です。ありがとうございます。

♯募穴(季肋部)を使った積の調整

募穴(ぼけつ)の募とは「集結する」という意味があります。募穴は臓腑の気が胸から腹部にかけて集結する経穴を指します。 鍼灸の世界では臓腑が病状に侵されると、募穴に異常な反応が生じるとされます。あるいは、難経の六十七難にも記されていたりします。臓腑のエネルギー(経気)が集まるところにあります。

そういったことをふまえて、積聚治療では、季肋部下縁全体を募穴の部位と考えて、健側の部分で、その虚しているところに鍼をしていきます。ツボにこだわる必要はなく、触診によって虚しているところのほぼ1~2ヶ所に施術を行えばよいということです。

鍼をするときは、非常に慎重にするということ、特に過敏な人にはSJ鍉鍼を使ったほうがいい場合もあります。不快感を与えない程度に用いるというのが基本になります。あまり鍼を長々と使う部位ではないということです。少し気を遣わないといけない治療です。

ただし、患者の苦痛な気持ちを察して、あまり鍼の力が弱くてはだめです。またそういうような遠慮がちの施術はかえって不快な感触を与えますので、しっかりとやるということです。

☆次回は、2週間後 10月7日(日)13:00~ です。

体調を崩しやすい人は、普段以上に健康を意識した生活を送るようにしてくださいね。特に鍼灸学校3年生の基礎Ⅰ受講生方~!!!(Y)

IMG_7025IMG_7021