小林名誉会長連載の「100歳まで元気にコバヤシ鍼灸院」、今号は第80回「私と鍼灸 その二」。
いつ頃から専門家以外でもツボ、もしくは経絡・経穴という言葉が普通に使われるようになったのだろう。
最近では足三里はもとより合谷、百会、三陰交辺りなら結構みんな知っている。
人体には経絡という流れがあるらしい、ということも周知の事実。
鍼灸学校に入学すると1年の時に経絡経穴の授業があった。
ふむふむ、科学的に証明されてはいないが、経絡はこうやって流れていて経穴はこことここにあるのか。
そして3年になって小林先生が授業で、「経絡は常にそこにあるものじゃないんじゃないか。
必要がある時にカミナリみたいに人体に表れると考えたらどう?」と驚きの講義。
当時もスゴいと思ったけど、これがジワジワとくる発言なのでした。
ジワジワポイントは人それぞれだと思うけど、小林先生の鍼灸の基本が凝縮されている、と私は思ってます。