一ヶ月ぶりの大阪基礎Ⅰクラス。
募穴(季肋部)を使った治療を行い、基本治療が終了しました。
現在、基本治療では使用する機会が少なくなりましたが、それにはいくつが理由が考えられます。
一つは、治療方法を習い始めだったり、臨床経験が少ないと、十分に「精気の虚」を背部腧穴の治療で補うことができないので、四肢の要穴、募穴(季肋部)を使用しますが、技量が上がると背部腧穴の治療だけ、もしくは四肢の要穴だけで、対応ができるようになるからです。
もう一つは、中級クラスから講義で習う、精気の虚の状態(陰虚、陽実、陰虚、陽虚)、それに対応する背部腧穴の治療法式(第1~4方式)などが、臨床で生かせると、さらに精気の虚が補える力が増すから。
そして、意識を使えるようになると…。と次の手、次の手が必要なくなってくるからです。
ただ、ここに一つの落とし穴があります。講義を習って理論を理解したから、治療法式を変えたから精気の虚を補う力が付くことはありません。それらを生かすのは基本的な刺鍼技術(刺入力、集中力)、取穴の正確性、指標の捉え方によるのです。自分の技量を認識、把握し、今の技量でどの程度精気が補えるのか、手順をどこまで増やすと精気が補えるのか、しっかり確認する必要があります。今年のアメリカセミナーで会長が言ってましたが、「意識を使ってます、イメージしてます。ではダメで、その結果精気の虚が補われていないと意味がない」と。
まずは、しっかりと募穴(季肋部)の使い方を確認し、治療してみましょう。
次回から補助治療に入るのですが、ここで問題が。大阪の会場として借りている施設が、お灸(煙)の使用ができないことが判明。透熱灸はともかく、知熱灸と灸頭鍼は厳しい。点火なしでやるか…。
伊丹空港のバス乗り場。なんば行き。
1枚目の写真の奥に見える時計。ようこそ大阪へ。
セミナーの後によく行くお好み焼き屋「やくやく」。いつも開店前に押しかけてすいません。花園町に行ったら是非お寄り下さい。商店街のすぐ近く。
ネギ焼き最高!