写経

先週から、臨床研修所では、写経?という課題を出しています。

と言っても、仏教の経典ではなくて、

積聚治療、そう通称、赤本の写経です。

書いてみると、ぜんぜん違うのです。

一言で言えば、染みる、のです。

先生が、伝えようとしている言葉が、奥に奥に、入り込んでくる。

黙読より音読、音読より書き写す!

筆で書くと、さらに染みます。

私が話す内容の、すべてがここに書いてある。

もはや、私の血肉になってしまって、先生の言葉なのか、自分の言葉なのか、解らなくなってしまうほどです。

先生に、そう話すと、

一々、これは先生の言葉だ、などと思っているようでは、まだまだだよ、
私だって、どこで何を、誰に言ったなんて、覚えていないよ、
そう、ならないと、自分のものにならない。

と、言われていました。

血肉になるまで。

また、一週間がんばりましょう。中