臨床研修講座

11月に入って、臨床研修講座にも新人が加わりました。先輩方のやさしい指導のもと、カルテの記入、ベッドメイク、治療用具の管理など、治療助手として研修に参加する様々なことを教わっていました。これまで受講していた講座と違い、2時から7時までを、毎週繰り返す長丁場です。体力と同時に、辛抱強い持続力が必要になります。ただ、これとて仕事ということになれば、当たり前に要求されるものに他なりません。ここで、作り上げた持久力は、やがて自らの臨床力となって、多くの患者を救う拠り所となるものと確信しています。はじめは、できなくて当たり前です。今まで講座で学んできたものが、うまく生かせず歯痒い思いをしていることでしょう。学んだものに、気を流し、血肉 に変えるのは、臨床を通じてかく冷や汗です。 ここは、失敗をして、叱られて、泣くところです。そんなことを恐れて、先に進むのを躊躇していては、何者になることもかなわないでしょう。ここで流した涙と、かいた汗は、明日くる患者を泣かさないためのものであることは、言
うまでもありません。