積聚治療が生まれたのは小林会長の当時若かりし頃の臨床における疑問と、学校教育の問題がある。
小林会長が鍼灸師になりたての頃におこなっていた治療は、経絡の様態を脉から判断し、病の原因と現れている症状に対して治療をするスタイルでした。
その治療をおこなっていて思った疑問、臨床との矛盾、そしてそれが会長が教鞭をとり、積聚治療が生まれた千葉のK鍼灸専門学校の実技教育へのつながっていきます。私も学校で実技を指導していますが、職業訓練校である鍼灸専門学校で、卒然の臨床教育と体系だった実技授業、そしてその内容が卒後臨床家のして十分な力になるような教育というのは非常に難しい。当時会長が実技教育で悩んだことは、今述べた問題の他に、年齢性別のとらわれず患者の治療ができること、学生同士の実習に耐えれる内容(知識、技術の乏しい学生でも診察および治療結果の判断ができる)、そして鍼灸という道具を最大限に生かし人を治療すべく、東洋的考えつまり、気や陰陽の概念に基づく治療理論であることでした。これら4つの内容を網羅しつつ、臨床でおこる事実のみを素直に体系づけられてきたのが、今の積聚治療です。
医は術でありますが、誰にでも同じようなことができること、名人にしかできない内容ではない爲には学の面も必要になります。医という太極は学と術という陰陽を含んでいるのです。臨床の事実を追及し術としての最高の形を求めてきたら、先の4条件を網羅した結果、学としての面も自然に兼ね備えたのが積兪治療です。
今年30周年を迎える積聚会。それは、術と学の効率的な教育システム、勉強会の存在がそれを証明しています。
このブログを読んでくれている鍼灸師および鍼灸学校の学生のみなさん、気、陰陽の考えを根元に備えながら最大限に生かし、臨床実践により作られた積聚治療に興味をもちませんか?少しでも興味をもったらな勉強会に参加してみて下さい。まだ悩んでいるのならまずは無料説明会に足を運んで見てください。きっと鍼灸のすごさを実感し、今の何倍も鍼灸が好きになりますから。
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