祝!10周年 アメリカセミナー

なんですよー!ってなことでボストンに来てます。ボストンセミナーとしては9回目となりますが。

なんつーか、私的には毎年のように来ているアメリカなので、このブログで紹介することは正直ないのですが(笑)。アメリカのボストンにある鍼灸学校NESA(New England School of Acupuncture)を会場にセミナーが行われています。

もともとは、アメリカで開業している有名な日本人鍼灸師の先生が主催する日本鍼灸の会に、1989年に小林先生が招待されてセミナーを開催し、その時の参加者達との関係が続いて、積聚会として毎年アメリカでセミナーをしているという現状です。

今年のアメリカセミナーの内容を簡単に紹介すると、腹積と腹証の関係、基本治療と補助治療の区別の二つが、これまでの理論からさらに深まったので報告。それと、2年連続一泊研修会で紹介している指間穴について。

積と腹証は、精気の虚の考え方を元に臨床結果から理論の再構築が行われましたので(http://www.shakuju.com/blog/?p=4234)、アメリカのべテラン積聚治療家達にしっかりと理解していただきたいところとなっております。

基本治療と補助治療の関係については、膀胱経2行線の使用のみを基本治療として、それ以外の1行線、脊際、督脉、任脉、四肢の要穴などは全て補助治療となります。つまり、腹部接触鍼をして、脈診及び脈の調整、腹診及び腹証決定と膀胱経2行線による治療、そして肩部の治療までが基本治療となります。

そして、指間穴は、督脉や任脉と同様陰陽の境目であること、非常に精気の虚を補う力が強いことを、指標との関係性からも紹介する予定です。

上の写真は原先生が我々を紹介しているところ。アメリカンジョークを連発してた(笑)

写真下はアメリカセミナー10周年記念Tシャツ!でざいんばいだいき

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