応用1コース月曜クラス(2 回目)

応用Ⅰコース2回目は、いよいよ初診カルテの内容に入りました。

患者さんの主訴はもちろんのこと、既往歴や社会歴などを時系列に聴取し、指標を通して精気の虚の程度はどのくらいなのか?病因は何なのか?を突き止めることが大切です。初診カルテから読み取る情報を、「陰」と「陽」もっと言うと、「冷え」と「熱」の症状に分け、病症を把握して治療手順に反映させることが出来るときっと治療効果が変わってくることを実感できるでしょう。

実技では、一連の治療手順の中で、病症を把握しやすい脈診のチェックを中心に、腹積、背部兪穴のチェックと、最後に督脈上への知熱灸の練習を行いました。 まだまだ練習が必要のようですね。

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次回は、2週間後の6/23(月)です。 もっともっと治療技術を上げてお会いしましょう!(私もですが・・・)

基礎2土曜日第2回(6月7日)

2014年6月7日に基礎2コース土曜クラス(講師 原オサム)の第2回が行われました。

今回は臀部(仙腸関節、腸骨稜周辺)、腰椎、胸椎の脊際に重点を置いた講義でした。

下肢の問題が腸骨稜、腰椎・胸椎へと波及していくことなどを想定し、実技を行いました。

腸骨稜付近の取穴が難しかったようです。

次回は6月21日です。

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基礎1土曜日第1回(5月31日)

2014年5月31日に基礎1コース土曜クラスの第1回目が行われました。

1回目というのは日程の連絡がきちんと伝わっているか、道のりは大丈夫だろうかと不安なものですが皆さん時間通りに無事到着。一安心でした。

第1回目ということで「積聚治療の特徴」ということに重点を置いた講義を行いました。一通り積聚治療を行っていない段階で「特徴」といってもなかなか理解しにくいかと思いますが、回を重ねて理解が深まっていけば、と思います。前半の5回目までで一通りの治療の流れまでを行う予定です。

実技は委中穴への刺鍼練習と委陽穴、委中穴の取穴を行いました。

次回は6月14日です。

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東京基礎Ⅰ日曜第2回目

梅雨入りですね。
雨の中、全員出席。嬉しいです。

さて、今回の講義では
積聚治療の特徴、治療の流れ、接触鍼についてやりました。
積聚治療は、病気ではなく人を診る治療。主訴や病状にとらわれずに身体を診る。また、身体の変化に対応できる様に、治療手順というものがある。と、治療の特徴について、横山先生はじっくりと話されていました。20140608_131124
聴講させていただいています、助手の私。
やっぱり、
『積聚治療の特徴、とても魅力的』
って思います。

その一つに、
積聚治療には、基本治療という治療手順があります。これは『この病にはこのツボ!』といった病名の対するものではありません。どんな患者さんにも、基本的に、この治療手順を施します。

この決まった治療手順があることで、患者さんの状態・経過等を比較できますし、裏付けにも繋がります。患者さんの身体の変化や経過が読み取りやすくなり、施術者も治療しやすくなるわけです。
臨床者にとって大事なのは結果とその裏付けです。この二つを得て、それと向き合うことで経験と自信はより豊かになり、治療技術も上がりやすくなります。

ですからやっぱり、
『積聚治療の特徴、魅力的だなー』
と思うのです。20140608_144609
実技では、指標と接触鍼。
治療手順の最初の段階、表層の気を動かす作業です。
指標を取り、接触鍼をすることで身体が変化することを互いにやってもらいました。
このクラスの皆さんはとても手つきが良くq(^-^q)刺し手と押し手を同時に行う接触鍼は、最初はとても難しいですよね。まずは痛くても(笑)お腹に鍼がしっかり当たっているかが大事です、接・触・鍼ですから(._.)
そこから痛くないように工夫を重ねます。練習を重ねれば手や指の無駄な力は徐々に抜けていきます。頭で考えすぎて上手く手や指が動かなくなったときには、こんな気持ちの手段でやるのも手です!
『相手のお腹に自分の手を馴染ませる・・・相手のお腹に自分の手は馴染んでいる~ルルルルル♪』
(ルルルルルは関係ないですごめんなさい(◎-◎;))
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最後に基礎Ⅰで積聚治療を学ぶ、について。
どんな治療方法にも、特徴や魅力があるかと思います。
学んでいるからには、その治療の魅力を念頭に入れ、臨床を重ねていく中で、いつか『自分の治療技術はその魅力を活かせている』と実感していきたいものです。なぜなら、その時には自分自身が確実に成長していることが分かるからです。
基礎Ⅰでは治療手順を覚えてもらうことが目標になります。たとえ今接触鍼がたどたどしくても、数ヵ月後「ちょっぴりたどたどしい!?」といった変化は進化です。
私もまだまだの身ですが、積聚治療を学んでいく上で、受講者のみなさんに少しでもそのお手伝いができればと思っています(._.)

今日で2回目の講習会でまだ始まったばかりですが、雰囲気のいい明るいクラスなので空間が良く、私も無理のない良い緊張感を持って助手をさせていただいています。
受講者のみなさん、今後もよろしくお願いいたします。今日もお疲れ様でしたm(__)m

次回は6月22日日曜日13時~です。よろしくお願いします。

治療練習会②

6月2日、太子堂鍼灸院で治療練習会が開催されました。

小人数ながらも何回か参加されてる方、初めての方、皆さん熱心に取り組まれていました。
講習会講師M先生の普段の往診治療が見れたのが貴重でした!

次回開催は9月です。
ベテランの先生、今年卒業した鍼灸師1年生の先生、講習会からは遠ざかっている先生、参加お待ちしています。
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治療練習会

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今日は、治療練習会に参加してきました。
以前は、「手合わせ会」として行われていましたが、今回から名前を変えて実施されることになりました。
ずばり何をするかと言われれば治療をし合うのですが、何か課題を持って参加すれば日々の臨床に何かしら役に立つのではと思って参加しています。
今回、T先生の治療を受けられて満足です。(⌒‐⌒)

基礎2日曜コースもはじまっています!

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今年度より、講習会のコースの編成も大きく変わり、基礎2日曜コースは5月11日より始まりました。

第1回目の内容は、積聚治療の目的は何か、そして補助治療の重要性でした。

積聚治療の目的は、精気の虚を補うことです。

その精気の虚を補う方法が大きく分けて2つあります。

1.積聚治療を行う。⇒積聚治療=1基本治療+2補助治療

2.精気の虚の原因を突き止める。⇒3問診・生活指導・4補助治療(外傷処置)

今年度より積聚治療の講習会では、

1基本治療・・・基礎1コース

2補助治療・・・基礎2コース

3問診・生活指導・・・応用1コース

4 外傷処置・・・応用2コース

で学ぶことになります。

この基礎?コースは、今まで会長が使ってきた補助治療を紹介し、使えるようにするコースです。

基本治療だけでは、十分に精気の虚が補いきれなかった場合、使うのが補助治療。これを上手に使いこなせると、今まで治せなかったものも治せるようになるというわけです!

第1回目の内容は、積聚治療の概要と、いかに補助治療が大事かという内容でしたが、第2回目の内容は、腰下肢痛・膝痛に対しての補助治療でした!

テキストには、督脈・脊際・曲骨・志室・委中・失眠・女膝・足の井穴・・などたくさん載っています。これらの補助治療で使えるポイントは指標でみていくことも可能で、基本治療を行い、痛みが残った所を補助治療で使うことも出来ます。

補助治療を選択する時のポイントは、

1鍼使う所を選択(灸より鍼のほうが刺激が弱いため)

2 患部に近い所より、遠い所を選択(患部・患部に近い部位などは指標としても使えます)

3より陽の部位にある所を選択(腹より背中・下より上などより浅い所から刺激する)

でしたね。このポイントを頭に入れたら、補助治療もばっちり選択できると思います!

また今回は、運動器疾患を治療する際のちょっとした小技?も紹介されました。

今まで運動器疾患苦手・・と思っていた受講生のみなさんも、これで自信がついたはず。次回は、どんな補助治療が飛び出すか!?楽しみです。次回は、6月15日になります。

月刊WiLL 2014年7月号発売

will201407刊WiLL2014年7月号が発売されました。

小林会長連載の「100歳まで元気にコバヤシ鍼灸院」

今号は第31回「生活の中に養生あり(その五)」です。

「治療練習会」参加者募集!!

「手合せ会」改め「治療練習会」となって1回目の開催がもうすぐです。

今回は基礎集中コース、臨床研修コースの講師、中谷先生、応用Ⅰコースの森先生が参加予定です。
治療練習会なので講義はありませんが、組み合わせによっては講師の先生方の臨床をすぐ傍でみることが出来ますし、運が良ければ治療を受けることもあります。 参加希望の方はお早めに事務局まで連絡ください。

応用Ⅰコース・月曜クラス 第1回目開講!

本年度新設された応用Ⅰコースの月曜クラスが事務局がある「もも鍼灸院」で行われました。

応用Ⅰコースは、病症と治療方式と背部のライン(補助治療)の選択が出来るようになることを目的に、主に問診力を養う内容になっています。

1回目の昨日は、積聚治療とは?ということから、実際に、「精気の虚」って?という内容。そして本題である病因の入り口までの概論的なお話をさせていただきました。

実技では、背部督脈への知熱灸の練習を行いました。ただでさえ作るのが難しい知熱灸を、テンポよく作り、順番に火をつけていく作業は一朝一夕では出来ない技術だと思います。しかし、このような技術を慌てず淡々と出来るようになることが大事な修練だと考えております。

いつも講習会では何度も言わせていただいていますが、出るだけでは何も意味がありません。自分のものになるようにしていかなければなりません。そのために自分は何が出来るのか。何を今すべきことなのかを考えて受講していただければ嬉しく思います。

次回は、2週間後の6/9です。 受講生の皆さん!練習あるのみです。皆さんの作る知熱灸が見違えるようになっていることを期待します。(*^▽^*)

※写真なしでゴメンナサイm(__)m