聞かれても、答えられないことが多くなってくるのです。
臨床研修講座では、まさに治療のカン、の様なところに話がいたるので、
言葉では、伝えきれないことがたくさん出てきます。
ここと、そこの、微妙な手触りの差は、
行って来るほど、治療の結果に違いが出てしまいます。
患者さんの身体の反応に応じて、体得していくしかないものなんです。
こうすれば、こうなる。と言えれば、話は早いのですが、
あなたも、わたしも、そんなに単純な作りではないので、
よほどのおっちょこちょいでないかぎりは、
断定した物言いにはならないのです。
お師匠様は、言いました。
難しいから、こうして教えている。簡単なことなら、何も人に教わらなくてもいいでしょう。
そうなのです。
教わらなくてもできるだろう、それくらい。って鍼灸は、現にバイトくんでも、してるでしょう？