7月16日、基礎2土曜日、第4回が行わわれました。
今回は、腰部・腸骨稜までの補助治療。
全体的にどういう部位が補助治療として選ばれやすいかというと「境目・境界」になると言っていました。それを意識することで「痛いところに直接やる」という感覚がうすくなってくる、とも。
補助治療とは、背部兪穴で足りなかったと判断したときに用いるもので、何をもってして足りないと考えるかは難しいところです。指標の変化を観るとは言っても、もうちょっといけるのでは……、とついつい思ってしまいます。
「治療のパターンを提示されると皆さん安心するから、次はどうすればいいかということを聞いてくるけど、パターン通りにいかないことだって十分あり得るんだから、個々のパターンじゃなくて、大きい流れをつかんで、自分で応用出来るようになってほしい」と原先生はずっと言い続けています。講義の内容も治療を続けていくうえでのヒントが満載です。補助治療で解説されるツボにばかり意識を集中しないで、テキストに書いていないことを聞き逃さないようにして下さい。一見、雑談っぽかったり、今の講義には直接関係ないような風に話しちゃってますが、実はそっちのほうがジワジワと後から響いてきますよ。
実技は、太鍼と長鍼でした。刺入技術は大切だなぁと今更ながら反省中。
助手 野平有希