12月10日、第9回講習会が行われました。
本日は、テイ鍼を使っての補助治療がテーマです。
講義は、前回からの「基本的な補助治療」、前面の場合。つまり任脈です。
任脈も正中であり、陰の極であり、左右の陰陽が合わさるところです。
上顎・下顎の説明もありましたね。
ちなみに毎回言われ続けてますが、「陰陽は固定的なものではない」ことを常に念頭に置いておきましょう。
今回の治療家の心得は「患者と自分を共感(相手の心情を理解する)させる」でした。共鳴(ただ同調する)ではない、共感なんだと言っていました。
そこから、問診というのは「何故?」を患者に考えさせることが大事だとも。
実技上の注意は、テイ鍼は温めてから使うということ。患者にとって最適な刺激を入れるためには、冷たい金属で触れることはよくありません。受ける側になるとヒエってなることがわかりますが、やってる側は意外と無頓着だったりすることがあります。受ける側になってどうやって触られると心地良いか、どういう対応をされると信頼できるかなど、日々考え、いろいろ観察してみてください。
さて実際の実技へ。中庭か神闕にテイ鍼を使って補助治療をする。
テイ鍼で効果が実感できるようになると、きっと次のフェーズです。頑張っていきましょう。
次回は、最終回。忘年会&懇親会付です。
野平有希