基礎2 その2 6月18日
いよいよ具体的な補助治療の実践に入りました。
その前に……。
陰陽というのは、ある条件があって決まるものです。
積聚治療の病症の陰陽は、人体の部位という条件で決まってきます。
上部が陽、下部が陰
浅部が陽、深部が陰
外部が陽、内部が陰
陰虚病症と聞くとなにやら難しい気がしますが、
「下部・深部・内部の虚(つまり冷え)の状態」
→下肢や骨や内臓が、冷えている、動きが悪いということ。
そう考えると結構あっさりとしていますね。ただ、病症と症状は単純に一致しないのが困るんですけどね。
ということで今回は上下での陰位である下肢の補助治療でした。
下肢に出やすい症状が挙げられましたが、捻挫も水虫も結局のところ原因は「体が弱っていた」こと。「水虫の人が履いた靴を履いても元気な子供は水虫うつらないでしょ」。
体が弱っているとは、精気が不自然に虚しているということ。
そして、これらのことを積聚治療を何も知らない患者に、如何に解りやすく説明出来るかが大切なんだと力説されてましたが、それが出来るようになってやっと自分も理解出来ているんだということですね。
助手:野平有希