小林会長連載の「100歳まで元気にコバヤシ鍼灸院」第69回「鍼灸治療と“気”」。
もしかしたら、大昔は「物」特に人体の背後には「気」が存在するのは当たり前として生活していたのではなかろうか、と思われるほど「気」が入っている単語や表現が沢山あります。
現在では、単語や表現が独立してしまってわかりにくくなってしまったけど、「気」は特別なものではなく実は世に溢れかえっていて、もしくは世の中は「気」で満たされているのだとしたら?
鍼灸師は鍼・灸という手段を使って、「気」の塊である人体を操作しているわけですね。
治療することは、「気」を本来の状態に整えることで、病むとは「気」が本来の状態ではないということ。
痛いところに鍼や灸をしていないのに痛みが取れたり、内臓の不調が治ってきたりするのは、つまりそういうことなのです。
太子堂鍼灸院ブログより転載