こんにちは。基礎2コース東京土曜クラス助手の片山です。
11月3日(土)第10回講習会が行われました。
5月から始まった基礎2コース東京土曜クラスも最終回を迎えました。
今回の講習では今まで行ってきた補助治療の考え方、選穴方法を総復習していきました。
まずは基本的な補助治療の考え方をしっかり身につけていくことが大事になります。
それには陰陽で身体の状態を診ていく癖をつけると良いですね。
人それぞれご飯が食べられる量が異なるように、患者さんも一人一人消化出来る刺激量が異なります。精気の虚程度を把握し、それに見合っただけ補うとより治療効果が出るとのことでした。
よって、精気がどのぐらい虚しているのかをしっかり把握し、どのぐらい補うべきなのかを考えた上で治療をしていく必要があります。
今回の講習では今まで行ってきた補助治療で補いきれない虚に対する治療を行いました。
精気の虚の程度が激しく、上の症状や下の症状と区別がつかないもの、陽実・陽虚に対しての治療は背部兪穴の刺鍼順序を変えます。第1方式ではなかなか変化が見られない患者に対しては順番を逆にした第4方式を用います。
それでもあまり変化がみられない時には2行線の第4方式に加えて督脈にも4穴鍼。さらに精気の虚が深い場合は督脈に灸を用いるとのことでした。
実技では背部兪穴を第4方式で行い、督脈にも4穴鍼を行なっていきました。
受講生の皆さん変化の違いを感じることが出来たようです。
今回基礎2コース東京土曜クラス最後の講習会だったのでお馴染みのあの店で懇親会を行いました。また受講生の皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
基礎2コース東京土曜クラス 助手 片山