１０月７日（土）に基礎１コース土曜クラスの第８回目が開催されました。
今回は基本的な補助治療、手足の要穴です。
手足の要穴は背部兪穴治療後に、仰向けに戻った状態で一番際立った積に対しておこないます。取穴部位は基本的に手首・足首～肘・膝の間のツボである、兪穴（原穴）、経穴、合穴が対象になります。選経は脾積だったら脾経、腎積だったら腎経です。選穴は末梢の方から両側のツボを探り、圧痛を優先し、圧痛がなければ力のないツボを確認します。ツボが決まれば反応の強い側を患側とし、健側に取穴して巨刺をおこないます。積が変わりやすい時は陰経のツボを使い、積が変わりにくい場合は陰経のツボを使った後に陽経のツボも使います。目安は１～２穴です。
実技は桂田先生のデモ後、基本治療と実際に要穴の補助治療をやりました。
基本治療では回を重ねるごとに着実に流れがスムーズになっていて、背部兪穴の取穴も以前より講師の先生と一緒のツボを選べるようになってきています。要穴の補助治療も積や指標を確認しながら鍼をして、変化を実感できたと思います。
講習会も残り２回なので、身近な人にどんどん練習して、疑問がでたら質問をしてみてください。次回は１１月４日（土）に基本的な補助治療（季肋部下縁のツボ）をやる予定です。
よろしくお願いいたします。
助手 酒巻