9/9(月)に、基礎集中コースを行いました。
人の身体を「上下」・「内外」・「深浅」・「陰陽」でみた時の陰陽に着目して病を考えることをしていますが、今回は、陰(下半身)の病症の運動器疾患に絞って、指標の確認と補助治療を紹介しました。
運動器疾患の治療のポイントは、
①自動運動のできる指標を作り、鍼をあてるごとにその運動を繰りかえす。
②基本治療中に指標の変化を追いながら補助治療を予想する。
③主訴の変化が見られない場合は、次の補助治療を考える。
④腸骨稜(I1~I5)を解消させる。
です。
太渓、三陰交、復溜、曲骨などの陰面にあるツボを補助治療の候補として考えます。補助治療の選穴をする際には、症状や指標から、より遠いツボを選択することで生命力を回復されやすいと考えます。そして、補助治療を行っても変化が乏しい場合には、刺激量を考慮しながら、次の補助治療を追加していきます。
次回は、9/30です。いくつかの指標・補助治療を試してみて下さい。