7/8(月)に、応用1コース(第4回)を行いました。
講義では、まず、背部兪穴と刺激の関係の復習をしました。
病症から生命力の程度を推し測り、治療方式を選択したり、生命力の低下の程度が強ければ強いほど正中に近いラインを選択するなどします。
次に、道具の選択です。背部のツボへの刺激手段の選択として、SJ毫鍼、鍉鍼、透熱灸、知熱灸などがあります。
鍼刺激は精気を賦活させる(熱を起こさせる)ことで、灸刺激は精気に熱(力)を与えることで生命力の回復をさせます。
刺激手段の使い分けは「続・赤本」P97の表を用いて説明をしました。
SJ毫鍼、透熱灸、知熱灸、SJ鍉鍼の順に刺激は浸透しやすくなると考え、生命力の低下の程度が強ければ強いほど刺激を消化していく力がなくなるため、浸透しやすい刺激を選択します。
また各刺激の強弱は
鍼では刺激部位、ツボ数、手技、刺激順序、時間
灸では刺激部位、ツボ数、手技、刺激順序、壮数、艾炷の大きさ、硬さ
などにより調整します。
患者の状態にあった治療が選択できるようにしたいですね。
実技では、お互い施術をした上で、補助治療として督脈上に知熱灸を行いました。
大きさの統一=質量の一定が出来るようになると、火をつけるテンポや手順に余裕が出来ます。まずは、当たり前に作成出来るようにしましょう!
次回は、2週間後の7/22(日)です。皆さん!練習・臨床して来て下さいね~