2024年度 基礎1コース 土曜日クラス 最終回

12月14日積聚会事務局で基礎1土曜日クラス第10回の講習会が行われました。

これまでの講習で基本治療ができるようになり、基本治療を終えても生命力の回復が十分でない場合に行う補助治療のひとつ、四肢のツボが使えるようになりました。

今回は基本的な補助治療のふたつ目、季肋部下縁のツボの使った補助治療の理論と実技について学びました。まず、酒巻先生より季肋部下縁のツボを使う意義、選穴の方法の講義があり、その後、デモンストレーションで取穴の方法や施術方法を確認しました。

次にペアに分かれて、今までの総復習です。各自で、患者さんの主訴を確認し基本治療をしていきます。途中の腹積、背部四穴は先生に確認してもらいながら進めていきました。指標の確認と共に主訴の確認も丁寧にできていました。

基本治療が終わると前回学んだ補助治療に移ります。四肢のツボの使い方はまだあやふやな方も。再度確認して復習しながら進めます。

最後に今回学んだ季肋部下縁のツボを使った補助治療です。季肋部の選穴は指の角度などに気を付けて骨に向かって垂直にしっかり触診できると患側がわかりやすかったと思います。刺鍼に苦労されていた方も見受けられました。皮膚面に垂直に刺すときは工夫して体勢が安定するように先生のアドバイスを試していました。

今回が最終回だったので希望者でお疲れ様会をしました。みなさんそれぞれ人生の中で東洋医学に出会い積聚治療と出会い、希望も迷いも抱えながら自分の選んだ道を実直に進んで来られた方々なんだなと感じました。

微力ながら少しでもお役に立てたら嬉しいです。次は3月の学術大会で会おうと約束しました!またお会いできる日を楽しみにしています。

助手 高木