積聚治療はあらゆる症状の原因を『精気の虚』と考えます。
治療は虚した精気を補うことになります。厳密には病的に虚した精気を補います。
積聚治療で言う精気とは、他の言葉に置き換えるなら、『生命力』です。人は誰でも必ず老い、いずれは死を迎えます。死なない人はいませんし、寿命を延ばす治療も不可能です。もし、可能なら若返りも可能になってしまいます。つまり、生命力は必ず年齢を重ねることにより、消費します。しかし、人は日々の生活や不摂生により、必要以上に生命力を消費します。この本来の消費量を超えた消費量を、積聚治療では病の原因(病的に虚した精気)と考え、鍼灸治療により補おうとしているのです。
生きている人は柔らかく温かいです。いや、むしろ熱い、熱の塊といってもいいです。死んだ人は固く冷たくなります。人は病気になり、悪化すると死んでしまいます。そこで病気の状態を冷えていると表現しているのです。
積聚治療で言う冷えとは、単に冷え症などで用いられる狭義の冷えではなく、このような広義な表現の冷えなのです。東洋的に人体をとらえていくことを追及した結果、病の原因の今の時代、現代人に理解しやすい表現として冷えと呼んでいます。
積聚治療は東京を中心に勉強会おこなっていますが、海外ではアメリカのボストンにも拠点があります。海外では冷えを訳すとcoldになってしまいます。そこで積聚治療でいう広義の冷えはHieと表現してます(詳しくは積聚治療英語版『Acupuncture Core Therapy』参照)。
さて、世界中の鍼灸治療家に積聚治療を知ってもらいたいと思いから続けている積聚治療の講習会。大阪では今年3年目を迎えます。まずは、無料説明会に足を運んで下さい。関西では認知度も少なく、マイナーで目立っていない積聚治療かもしれませんが、その実力は折り紙つきと自負しております。そう、まるで百獣の王ライオンのメスのように。ってちょっと苦しいもっていきかたかな(笑)ニコン最高!