台風がきていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか？九月最後の土曜基礎Ⅰ講習はいよいよ補助治療に入りました。
基本治療が何よりも重要なことはもちろんなのですが、まだ治療を始めたばかりの時は、基本治療だけでは精気の虚が補いきれず、主訴もあまり変わらない場合があります。そういう時は、補助治療も積極的に使っていきましょう。今回は井穴、榮穴、兪穴を使った補助治療についてでした。井穴は手や足の端っこ、陰と陽が交わり合う場所という意味でも、とても効果があります。井穴、榮穴、兪穴の使い方などを覚えておくと臨床で使えるでしょう。
今回の実習では井穴、榮穴、兪穴の反応のある場所を探し、足の井穴の刺絡を行いました。井穴の探し方としては鍉鍼で、痛みのある場所、もしくは感覚がまったくない場所など他の場所と違う部分を探していきます。また、探すのもお灸や刺絡をする時も、ちゃんと手で足や手を支えていきましょう。井穴刺絡は、最初はどうしてもびくびくして、ためらいがちになってしまいますが、何事も練習です。また、今日はお灸をする時間はなかったですが、足の井穴ならお灸は自分でもできるので、練習してきてくださいね。
次回は長鍼の予定です。
