6月21日、平成27年度の東京都委託施術者講習会、第1回目が開催されました。
講演者は小林会長です。
今年で4回目ですが、会長はすっかりレギュラーで毎年依頼されています。
今回も満員で、後から来た人は机が足りなくなって椅子だけという人もいたようですね。
毎回、実技供覧は後半に行われていましたが、今回は構成が変わり先ず治療、その後積聚治療の概要、もう一度治療、最後に太極思想とは、という順序でした。
まずは1人目の治療。患者役は候補者間のジャンケンを勝ち抜いた女性。初心者にもわかるような解説をしながらの治療、そして当たり前のように効果を出す。何度見てもすごいですね。
講義に入っての積聚治療の概要では、今となってはレアな会長による手順の説明。ただし精気というものが常に念頭にあるんだぞ、ということがわかる説明の仕方なんですよね。
私は今回のポイントは病症なんだろうなぁと感じましたが、気になるところは人それぞれでいいんじゃないの? と会長は言ってくれると思います、多分。
ただ、病症は方式選択に関連してくるし「時間に制約されているから順序、序列は非常に重要だ」と言っていて、時間軸って太極思想に重要なものだから、私のなかでは何かアハ体験できそうな気がしつつ、今だもやもやしています。
休憩の後、2人目の治療。接触鍼と脈調整で指標が全部消えちゃいました。モデル患者さんもマイクで声拾ってないところで「わ、すごい! なんで? 緩んでく~」と目をキラキラさせてつぶやいていました。治療としてはOKですが、供覧としてはNGなので、会長3秒くらい考え込んでいましたが、急遽もう1人やることに。よかったですねー。
その勢いで最後に精気、見えない力の解説です。「精気に対して治療してるから、こうなるんです」という理論に実践が後押しですから、それは説得力ありますよ。
毎回のことながら、話が佳境に入ってるところで「あと10分です」となってしまいました。
実は前半も休憩前に予定部分が終わらずだったのですが、その内容を後半にスライドしてうまくまとめて講義してしまうんですよね。うーん、さすが。ほとんど原稿見る必要がないんでしょうね。
多分もう来年の依頼もされちゃったのでは…と思いますので、来年もお楽しみに。
詳細な報告は9月号の積聚会通信で掲載を予定しています。