応用2クラス 第3回

いやー、びっくり。

3回目の応用2クラスの予定は、いつも通り会長の講義、お互いの治療、吸角練習となってました。講義内容は、初回、2回目の話の流れから指標について話があると思っていた私は、事前に何の話をするのか確認したのですが、「脊際について話をするよ」とのことだったので、「応用2クラスで脊際(指標として)の話?」と思っていたのですが、これがビックリ。最近の先生の治療での新しい発見を突然紹介されました(笑)

積聚会では毎年新年度に役員会が開かれ、講師等を対象とした講習会が行われます。そこで、会長が発見した内容が紹介されたり、今後の講習会にどう取り入れるかをその後検討していくのですが、そんなことも無く突然の発表ですよ。

正直、応用2の受講生には難しい内容かなと思いますが、まー、知っていて損はないですからね。

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基礎2クラスでは、上肢と下肢の疾患において確認すべき指標として上背部の脊際と腰部辺りの脊際の圧痛があります。ここで言う脊際とは、督脈の外方5分に位置する脊際穴、所謂、夾脊穴とか華佗穴と呼ばれるものではなく、棘突起の頂上をほんの少しだけ横から、いや斜めから圧して痛みを確認した際の体表上の位置となります。ですので、督脈(正中)ではありませんが、所謂脊際穴ではなく、積聚治療における脊際穴と理解したほうが良いでしょう。文章で説明するのは難しいですね。先端の尖った(削ってある)鉛筆を棘突起と見立てて下さい。芯の黒、表面の色(緑とか)、そして削られて露出した木の部分。督脈が芯だとすると、削られて僅かに露出している木の部分、斜めの部分がここでいう脊際穴です。表面のところまで行くと棘突起の横の部分になってしまいますので注意を。

で、肝腎の内容ですが、まー、それは受講した人の特権ということで、今回のブログは終了です(笑)。興味のある方は先生の板書をよーく見て考えて下さい。

さて、いよいよ吸角試験が近づいてきております。ポイントを一つ紹介しましょう。先生のグラスの持ち方に注目して見て下さい。重要ですよ。

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さーて、先生の吸角の持ち方を実践してみると、吸角の取り扱い方が、どの動作の時にどうなるのかが納得できると思います。

応用2クラス助手 高橋大希