原則7 人をたよらない。
〇人にたよるのを最後の手段とし、可能が限り治療内容を自分で追求する。
そのためには漫然と治療しないで、治療内容は必ず記録する習慣を身につけ、後日の参考にする。
一度失敗した症例について、1年後同じ失敗を重ねない様な心積りが望まれる。
継続的に患者さんをみていく場合、以前と同じ様な症状が出てても原因が違うことが多々あります。
腰の同じところを同じように痛がっているのに……。なんでこんな脈? この指標が顕著なんて珍しいな、なんで?
そういった情報から今回の腰痛の原因は……と因果関係を導き出すわけですが、この情報って他人には伝えにくい。あくまで「私」のみた感じなのです。
大体同じように鍼をしたって同じような結果が出なかったりするんだから(泣)。
もちろん、経験豊富な先生方のアドバイスは身体を「みる視点」を変えるのにとても大切です。
でも結局は患者さんと1対1で向かいあっているのは自分だと自覚してないと、患者さんに対して責任とれないし、自分の鍼灸に対する信念も揺らいでしまいますよね。
そしてやっぱりオチは信念持って鍼灸やってる先生はかっこいい、です。