原則9 治療環境を考える。
治療所の立地条件は、いいに越したことはない。
看板や待合室、治療室の雰囲気はあまり華美にならない方が良い。
しかし立地条件や看板、広告だけでは人は集まらない事を心し、むしろ原則1(去る者追わず、来る者拒まず)が最も重要である。
治療室等の掃除をまめにし、清潔な環境を保つ事の方が重要である。
立地条件、重要です。道1本挟んだだけでなぜか全然雰囲気が違うものです。ちょっとした坂の具合、日の当たり方、風の抜ける方向などなど要素は数限りなくあります。
それに患者さんが居て心地良いのは勿論ですが、まずは自分が居心地よくないと。
治療はケとハレのはざまに位置しているような気がします。そんな微妙な空間はやっぱり余計なものを置いたり、飾ったりしないで清潔にしておかなくちゃね。
結局、自分が治療を受ける側だったら、どんな治療院でどんな鍼灸師に治療をしてもらいたいか、ってことでしょうか。好みは色々でしょうが、「こんな人に治療されたくない」って意見は結構みなさん同じなのでは?
今回で会長訓示「治療家の心得」終了です。
次回は何を書けばいいかなぁ。D先生とうしましょうか。