治療家の心得6

原則6 人と交わる。

〇治療家同志の関係を大切にする。
えてして治療家は独善的になりがちで、自分の経験を最良とし、情報に関しては排他的、非公開的になりがちである。
そのため性格は懐疑的かつ内向的になりやすい。これは旺盛な問題意識を持つことといささか異なる。
失敗成功にかかわらず、自分の経験を公開し、何かの情報を得たならば、みかえりとして相手にも何かを与える心構えが好ましい。
定期的に参加する団体や学会或いはグループを何か持つ事が望ましい。

治療家に関わらず、考える動物=人としての有り様ですよね。

否定する前に先入観を持たず吟味して、正しいと思えば採用すればよい。よく知らないのに否定してはいけない、と私自身つい最近、とある講演で聴いたばかり。そしてそれがなかなか難しい。

新しいことを受け入れるのは、今までの自分を否定しかねないわけで、とても勇気のいることなんです。 しかし、1つのことに固執しているとそれだけ自分の可能性は減っていって味気ないことになってしまいます。

20年位前にPARCOのCMでJ.ガルシアがバラの花を1本持って「可能性を信じること」と言ってましたが、可能性を信じられる自分でいることが大切ってことかとも考えてみたりしています。それは自己満足とは違う確たる自信がある証拠で、つまりそういう人は余裕があるから心が広い。

で、結局「治療家の心得」とはいいながら人として魅力があるっていうのはどういうことかということを言われている気がするなぁ……と前回の原則5の時と同じオチに至ってしまいました。