2025年度基礎1コースが7月13日に開かれました。
今回の講義内容は背部治療になります。
まずは背部治療の意義について、さらに実際にどう背部を区分するか説明がなされました。
背部の区分でも、腹部の区分と同じように5つのエリアに分けていきます、区分の仕方としてランドマークとなる骨や筋肉についてホワイトボードに書かれた絵によって説明があり、その後デモンストレーションで実際に背部の区分をしていきました。
この背部の区分についてのデモンストレーションでは、横の区分をする際のポイント、縦の区分をするポイントについて実際のモデル患者の身体で詳しく説明がなされ、その後、受講生たちは手塚先生が引いた線の位置を実際に触れて確認しました。
その後お互いにペアを組み背部の区分をしていきました。
休憩を挟み、背部治療の説明がされました。
背部治療では前回腹診で確認した積の場所により使うツボの順番が決まりますが、その順番の背景となる理論、さらにはツボの探し方について説明がされました。
そして、デモンストレーションでは、背部治療の際の指標の確認、背部接触鍼、患側・健側の確認、ツボの取穴、背部治療という順番を確認しながら、それぞれに注意すべき点について説明されました。
その後実技練習ではペアを組み脈速の確認から背部治療までの基本治療の手順を通して行いました。
練習で受講生は背部治療だけでなく、疑問に思う手順や、確認してほしい点を手塚先生に質問をしながら練習をしていました。
今回の講習会はここまでになります。
背部の区分や取穴は前回の腹部の区分と同じように色々な人の身体を診ていくことで、取る速度や精度が高まっていくと思います。たくさんの人の身体で練習してみてください。
助手 川浦 渉太