基礎Ⅰ土曜も11回目、いよいよ佳境に入ってきました。今回の補助治療は太鍼と長鍼でした。
太鍼は青木のステンレス33番を臀部に、長鍼は前田豊吉商店の3寸10番を上巨虚付近からふくらはぎに向かって入れていく練習をしました。太鍼がなかなか入らずにためらい鍼(?)になったり、長鍼のいつもより強い刺激に「すごい電気が走ったー」と話されている講習生の方もいらっしゃったりのドキドキの実技練習でしたが、みなさん、とっても頑張っていました。
D先生にブログ載せたいので長鍼、太鍼のコツ教えてください、とお願いしたところ、①(長鍼も太鍼も)鍼体の強度を生かすこと②(太鍼)切皮が不十分だとささらないので切皮は思い切っていくこと;確かに思い切れないとためらい鍼になって相手にも痛い思いをさせてしまいますよね。③患者さんの呼吸を見ながら(太鍼は特に患者さんが吐ききって体が一番ゆるんだときに刺す)④(長鍼)反応を見ながら刺していく。⑤長鍼も太鍼(術者の)も体全体で刺していく、そして⑥何よりも「度胸」が大事と仰っていました。②と通じることですが、確かに恐怖心を持っているとどうしてもためらってしまいますものね。
積聚はソフトな刺激という印象があるかもしれませんが、まだ基本治療での鍼の影響力がそこまでないうちは、こういった強い刺激の補助治療も積極的に臨床に取り入れていきましょう。次回、12月4日はとうとう最後の講習、打ち上げもありますのでみなさん楽しみにしていて下さいね。その前に今週末の30周年ですね♪