基礎Ⅰ土曜講習もいつの間にか四回目。今回は腹診について学びました。復習になりますが、接触鍼、脈調整で残った腹部の異常を積といい(接触鍼、脈調整でとれたものを聚というのでしたよね)、この積をもとに腹証をたてていきます。この腹証を受けて、次回学ぶ背部の治療へと続いていきます。
積は痛積、牢積、動積の三種類、患者さんの腹圧にあわせてみていきましょう。痛積は不快感、違和感、重苦しさなども含みます。また、剣状突起付近など最初は見落としがちなので丁寧にみていきましょう。積を見ているうちにも変わっていくものもあるので、どちらか迷った時は再度確認して下さいね。
また、接触鍼や脈調整を丁寧にやることによって、腹部の積がよりわかりやすくなってきます。また、委中の刺鍼練習によって手の形が定まり、鍼の集中力も高まります。今まで習ってきた復習もしっかりしてきて下さいね。