29日(日)、基礎2の第4回目の講習会が行われました。
今回の内容は、精気の虚の程度についてと実技は前回取穴を確認した後下関の施灸でした。
積聚治療では、病の原因を精気の虚と考え、この精気の虚の程度をみていくと
陰虚→陽実・陰実(陰虚も含む)→陽虚と進んでいきます。
問診をする際にも、常にこの患者さんの精気の虚の程度はどれくらいかな?という見方をしていくことが大切です。
例えば腰痛の患者さんの場合、
Aさん・・腰だけ痛む→陰虚かな。
Bさん・・腰も痛いし頭も痛い→陽実まで進んでいるのかな。
もちろん、治療をしてみなければ分からないのですが、同じ腰痛でもBさんのほうが治るのに時間がかかるかなぁ?なんて考えられるようになるといいですね。
精気の虚の程度は問診情報だけでなく指標の変化でもみていきます。
例えば、まずチェックする膝まわりの指標は陰虚程度で出やすく、また変化もしやすい指標となります。また、基本治療で背部の2行線を治療しても、胸鎖乳突筋や肩関節前面や下顎の後面・肩井などの上部の指標が変化しない場合は陽実を疑い、基本治療だけでなく補助治療を考えていきます。
今回は、そんな時に使える補助治療の1つ後下関にお灸をしました!
写真は、後下関のあっついお灸です(笑)