こんにちは。応用Ⅰクラス助手の田坂です。
今日は応用Ⅰクラスの第3回の講習会です。一ヶ月近く空いたので、ここで前回までの復習を簡単にしたいと思います。
積聚治療では、聞診(医療面接)と初診カルテの内容から、その患者さんの精気の虚の程度と原因を探ります。
その時の注目すべきポイントは
1.日常生活での習慣と新規に注目する。
2.既往歴と社会歴を時系列に注目する。
いつも何となく聞いていた問診事項の一つ一つに意味があり、患者さんの精気の虚の程度と原因が隠れています。
前回の内容では、主に食事や睡眠のことについて詳しく説明がありました。
例えば、睡眠。
睡眠は、消耗性の働きではなく、気力の賦活、陰の力(精気)を強くする身体の働きです。睡眠時間の不足=ストレス増加=精気の虚を引き起こすことにつながります。一般的に、睡眠は8時間がいいと言われていますが、各人が自分の生活内容に応じて最も能率が上がる時間数を決定することが重要です。平均時間との比較、他人との比較は心理的不安が増して、結果睡眠障害にも繋がってしまいます。患者さんの話を聞いて、どのように説明するかも施術者の技量。治療の技術だけでなく、問診や説明が出来る技術も大切ですね。
実技の内容は、基本治療(第4方式)+督脉の知熱灸2回を30分で行いました。
今日も座学の内容が盛りだくさんの予定です!
応用Ⅰ助手 田坂里織