ナルト2

6月最後の日曜日、船堀で刺絡学会が行われましたがとても楽しい学会でした。

当日は私が普段大変お世話になっている某本屋さんが、演者の一人になっており、それを楽しみにしていました。お話しの中で、「どの本を読めばいいですか」という質問の仕方はよくないということを言っておられました。ようは、良いとこ取りしようという魂胆が見えみえだからと。だから、質問するときには、「どんな本を読みましたか」と質問したらどうかと説明されておりました。私はうなずきながら、学生さんが多い会場だったので、いろんな意味をこめての発言で、さすがだなーと思っていました。私は学校の先生ですので、どの本を読めばいいですかと質問されたら、すぐに答えてしますことが多いのですが、安易に教えるのもどうかと改めて考えさせられる機会でした。

さて、6月20日のブログに集英社の少年漫画『週刊少年ジャンプ』で連載中の漫画、NARUTO-ナルト-のことを書きました。私個人の感想ですが、積聚治療に関するヒントが多い!と紹介しました。何人からか「ブログみました」とか「NARUTO-ナルト-買って読んでみます」と声をかけて頂きました。うれしいことです。こんな私の独り言を真剣に聞いてくれて(涙)。でも同じく何人かに言われたのですが、「NARUTO-ナルト-の何巻のどこに書いてるんですか」と質問をうけました。さすがにこれには私もまいった(笑)。勝手な独り言をいっておいてどうかと思いましたが、「それは自分で探しなさい」と答えました(笑)。

会長の技術を見て、会長に手取り足取り教わっても、会長と同じことができるようにはなりません。それは極端な話、手の形だって、大きさだって違うし、別の人間なんだから、完璧に同じにはならないという意味です。屁理屈のように聞こえるかもしれませんが、事実です。個々が同じでないことが前提に行われているのが東洋医学なんだから、同じであることにこだわる発想に問題があるような気がします。大事なのは、一つの技術や知識(シンボル)で何を表現しようとしているのかと考えることです。この考える習慣が技術の上達には欠かせません。易を学ぶ意味として会長もおっしゃってました。

写真はNARUTO-ナルト-です。主人公のナルトが一番左のオレンジ色。右は師匠で、師匠の隣は師匠の師匠。師匠の師匠の隣は師匠の師匠の師匠。でその隣はって…。

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