基礎2日曜クラス第4回が行われました。
今回の補助治療テーマは 「督脈」 です。
はじめに「冷え」と「熱」の関係についての講義を行いました。
•冷えは、まず手足の末端から始まる
•冷えが進行すると「熱(のぼせ)」の症状を引き起こす
•冷えは徐々に身体の上部へ昇り、症状はより強くなる
これらの知識は、日々の臨床において症状の深さを見極める重要なポイントとなります。
実技で行った督脈の補助治療は、特に生命力の低下が著しい場合に有効とされています。
今回の実技では、通常の背部治療とは異なり順番を逆にして施術します。そして以下の手順で行います。
1. 2行線の4穴に順番を逆にして刺鍼
2. 続けて、督脈4穴に刺鍼
また、基礎2から増えた以下の指標も確認しながら、治療を進めました。
•項部
•胸鎖乳突筋
•烏口突起
•肩甲骨外縁
•臀部
•三陰交
•足底 など
同じ治療穴を使用しても、順番を変えることで指標の変化が大きく異なることを、実際に体感いただけたかと思います。
次回は督脈に対して知熱灸を行います。
それまでの間、ぜひ今回学んだ督脈への補助治療を実際の臨床でも取り入れて、指標の変化を観察してみてください。
