お灸は、人の業を、焼くのだそうです。
「灸が、熱かった。」
そうですよね。ぬるい火って、ないんですよ。
業を、燃やす火は、
熱いのです。
お腹の、硬くて、痛いところを、シャク(積)と、言います。
前回、お話しましたが、シャクは、我、なんです。
このシャク、我、の正体は、
冷え、なのです。
温かい、愛の心とは、反対の、
冷たい、かたくなな心。
それで、
お灸を、体にして、業を焼くと、
シャクが、やわらかく、痛くなくなります。
我が、少しだけ、消滅したのです。
お灸は、
愛の結晶なのです。
灸を、すえる、のは、
愛のある人、しか、
できないことなんですよ。