北海道基礎2コース第3回報告 2017年7月16日

全国ニュースにもなっているかと思いますが、ここ北海道では、7月としては20年ぶりの11日連続の真夏日を記録し、私の住む帯広では37度を超える猛暑となっています。クーラー普及率25%の北海道(特に道東方面)では熱中症で倒れる人が続出し、朝夜問わず救急車のサイレンが響き渡る毎日です。7月16日、この日はそんな猛暑がひと段落し、スコールのような雨が降りしきる中、基礎2コース3回目が始まりました。

今回勉強したのは陰の病症の運動器疾患で使う指標とツボの使い方でした。中でも特に重要な指標としては、椎間、腸骨稜と秩辺周囲の圧痛やコリでしたね。秩辺周囲のコリをとることで全身のバランスが整います。実技では長鍼を使い、基本治療では取り切れなかった臀部の指標に鍼を刺す練習をしました。ここで重要な点は刺すときに鍼体を持たないこと。長い鍼は強く押すとたわんでしまい上手く刺さりませんが、深く刺さらなくても質量の大きい鍼を使うことで、豪鍼よりも指標に変化が出やすいことを体験しました。他に、手足の井穴、栄兪穴、復溜、三陰交、などの使い方を学びました。

次回4回目は今週末です。2週連続となりますので練習する時間も短いですが、何度か練習して長鍼の扱いに慣れるようにして下さい。

(横井雅子)