今年度より、講習会のコースの編成も大きく変わり、基礎2日曜コースは5月11日より始まりました。
第1回目の内容は、積聚治療の目的は何か、そして補助治療の重要性でした。
積聚治療の目的は、精気の虚を補うことです。
その精気の虚を補う方法が大きく分けて2つあります。
1.積聚治療を行う。⇒積聚治療=1基本治療+2補助治療
2.精気の虚の原因を突き止める。⇒3問診・生活指導・4補助治療(外傷処置)
今年度より積聚治療の講習会では、
1基本治療・・・基礎1コース
2補助治療・・・基礎2コース
3問診・生活指導・・・応用1コース
4 外傷処置・・・応用2コース
で学ぶことになります。
この基礎?コースは、今まで会長が使ってきた補助治療を紹介し、使えるようにするコースです。
基本治療だけでは、十分に精気の虚が補いきれなかった場合、使うのが補助治療。これを上手に使いこなせると、今まで治せなかったものも治せるようになるというわけです!
第1回目の内容は、積聚治療の概要と、いかに補助治療が大事かという内容でしたが、第2回目の内容は、腰下肢痛・膝痛に対しての補助治療でした!
テキストには、督脈・脊際・曲骨・志室・委中・失眠・女膝・足の井穴・・などたくさん載っています。これらの補助治療で使えるポイントは指標でみていくことも可能で、基本治療を行い、痛みが残った所を補助治療で使うことも出来ます。
補助治療を選択する時のポイントは、
1鍼使う所を選択(灸より鍼のほうが刺激が弱いため)
2 患部に近い所より、遠い所を選択(患部・患部に近い部位などは指標としても使えます)
3より陽の部位にある所を選択(腹より背中・下より上などより浅い所から刺激する)
でしたね。このポイントを頭に入れたら、補助治療もばっちり選択できると思います!
また今回は、運動器疾患を治療する際のちょっとした小技?も紹介されました。
今まで運動器疾患苦手・・と思っていた受講生のみなさんも、これで自信がついたはず。次回は、どんな補助治療が飛び出すか!?楽しみです。次回は、6月15日になります。