YOSAKOIソーラン祭りの最終日で盛り上がっている6月9日(日)岩見沢で北海道基礎1コース第2回が行われました。
今回は、「指標についてと接触鍼の理論と実技」です。
第1回の復習として、気の思想、精気の虚、陰陽でみる5つの病症、指標を触れることで精気の虚の程度や治療が正しいか効果がわかること、SJ毫鍼の当て方や押手のやり方、刺入の方法等について確認しました。
次に積聚治療の治療手順、指標についての触り方(押す強さ・方向)とコツ、腹部接触鍼の方法(腹部の状態の確認、接触鍼の範囲や運鍼要領等)、練習方法を学びました。
膝周りの指標の位置、触り方のデモ後、受講者がモデルの身体に触っての実習と腹部接触鍼後の指標の変化を確認。
その後の実技で、膝周りの指標の確認と、腹部接触鍼を行いました。
膝周りの指標では、治療中、常に同じ姿勢で触ること、骨の中心方向に圧をかけて同じように触ることが大切であり、また腹部接触鍼では、不要な痛みを与えないように、押手による皮膚の張り方を患者さんの腹部の状態に合わせつつ、鍼を当てていくことが大切になってきます。また、最初のうちは鍼を当てた後、閉じることを忘れがちなので、当て方だけに気をとらないように注意が必要です。
いずれにしても一朝一夕でできるものではありません。次回の予習として、脈診を最後に少し行いましたが、今回の復習を地道にコツコツやりながら、暑さに負けずに頑張って行きましょう。
(佐藤隆史)