東京基礎Ⅰ日曜日の3回目の講習会が行われました。今回も14名全員の参加です。 ありがとうございます。
今回は、脈調整の意義・目的を理解し実技実習しました。前回やりました腹部接触鍼の次の段階です。腹部接触鍼は表層、最も表層の気を動かすことによって全体の気に影響させて整えていくということでした。脈を調整することは、もう少し深い気の調整になります。
積聚治療は浅い層から「気」の不足や滞り・偏りを整え、少しずつ深い層に影響を及ぼしていく方針をとっています。
まず腹部に接触鍼をし、浅い気の乱れを整えた後、脈を診ます。脈を診るということは皮膚より深い層の気を診るところとしています。
これは、患者の体全体に対して影響が及んでいることを意味して診ています。
患者の前腕部の指標をとって、圧痛の強い方と弱い方を探って、その反応が弱かったほう、圧痛がなかったほうの太淵穴または大陵穴に鍼をしていきま した。その鍼をしながら時々指標の変化を確認し圧痛が無くなったり、両側ともに同じような状態になったら、はじめに診たように左右の脈のバランスを診て 整ったことを確認しました。
初めての方、何回かやったことのある方、それぞれ最後まであきらめずに目標に向かって、最終的には全員そろって脈調整完了となりました。
お疲れ様でした。
次回6/24(日)は、積と聚の説明、腹部領域の確認、積の種類や程度の分類、腹証の決定方法に入っていきます。
最後まで一緒に頑張っていきましょう!!(Y)