北海道基礎1 (第10回)

秋の深まり、朝にはストーブを使いたくなるような日も出てきましたが、北海道基礎1は今日も元気に開講です。

座学

知熱灸と灸頭鍼の作り方について学びました。知熱灸は同じ量で、均一の固さで、同じ大きさの艾柱を作ることがポイントでしたね。こうすることで、常に一定の熱を加えることができるようになります。常に一定のものを手早く何個も作れるようになるには、それなりの練習が必要になってきます。知熱灸は使う割合が多いですので、今から練習をしておくといいと思います。

灸頭鍼は艾球の上を両母指で圧迫して固定します。この固定が甘いと艾球が落ちてしまう危険性があるので、しっかり圧迫をして固定しておきましょう。

実技

会場の関係で基本治療を終えた後にステンレス鍼を刺入してもらい、艾球を固定してもらうところまで行ってもらいました。灸頭鍼の時の鍼の刺入については、皮膚面に対して直角ではなく、ベッドに対して直角に刺入していきます。これはベッドに対して直角に刺入したほうが熱を均等に与えられるためです。一見細かいことのように思うかもしれませんが、こういうことも忘れずにやっていきましょう。

次回は10月28日です。DSCF1734