臨床研修の修了試験まで、いよいよあと一月となってきました。
今日は、今回の試験の口頭試問の問題を発表しました。これから残りの時間で、しっかりと練り上げて、いい回答が出ることを期待しています。
これまでに、毎週の研修記録、カルテ、それにカンファレンス、3分間スピーチと、皆さんが積み上げてきた研修内容は、膨大な量になります。
もう一度、記録と記憶を見返して、自分の成長してきた足跡を辿って見るといいかも知れません。
改めて、以前に提出したレポートを見たら、いまいちだって言われた意味がわかりました。
研修生の一人が、そう報告してくれました。
自分の進んだ分だけ、以前と見方が変わったのです。しっかりと成長している証です。
記録を見れば、何でこんなことで、悩んでいたのだろう。と、思うことでしょう。そうやって、知らず知らずに、乗り越えて行くものなのかも知れません。
ただ、そこには、ただ時間だけを遣り過ごしたのではない、長時間、仲間と共に積聚治療の世界観に、どっぷりと浸かった濃密な時間が、確実に存在します。
自信を持って、世の中と向かい合ってください。
信念とは、未来の自分に対する信頼です。
自らの未来を信じられないものに、信念などありようはずがありません。
皆さんは、すでに、信念を持ってここへ来ました。
自らの未来を信ずることができる人のみが、自らに投資をすることができるのです。
それこそが、信念ある姿、そのものなのです。
何ものにも臆することはありません。なぜなら、これが根元なのですから。
皆さんの使命は、苦しんでいる人を救うことです。
こう書くと、思い上がっていると、言われそうですが、そんなこと構わない。
治療して治療して治療しまくってください。時間も休みも関係ない。
ただ、人のために走り回ってください。お節介やきになって、あちこち首を突っ込んでください。家族や年寄りを背負って、前を向いて歩き続けてください。
そりゃあ、重くて疲れて、つぶれたりしますよ。
バックしちゃうこともあるかも、
それでも、歩くんです。歩くことしかできないんです。
それが、治療をすると言うこです。
研修も、あと少し。踏ん張りましょう。
臨床研修講座より