こんにちは。 先月から、今年度の基礎Ⅱ日曜クラスがスタートしました。
今年度の基礎Ⅱ日曜クラスは、昨年の基礎Ⅰクラスに引き続き田坂先生が担当します。
受講生も昨年のメンバーが中心で、活気のある雰囲気で充実した10回になりそうです。
積聚治療では、病の原因を、「生命力の低下(=精気の虚)」と考えますので、
「生命力(=精気)を補う」ことを治療では行っていきます。
その「生命力(=精気)を補う」手段として、基礎Ⅰで学んだ「基本治療」があります。
しかし、臨床をしていくと、「基本治療」だけでは生命力(=精気)を補いきれず、
主訴などを含め症状が改善しないことがあります。
その時に行うのが、「補助治療」です。
この「補助治療」もまた、「生命力(=精気)を補う」手段で、
症状に対して行うものではありません。
基礎Ⅱクラスでは、この「補助治療」を1つ1つ学んでいきます。
そして、この「補助治療」を行う際のツボを選ぶのに必要になるのが、東洋的な発想です。
今日の講義では、積聚治療の基盤となる「東洋的な発想とは何か」を中心に復習をしました。
また、補助治療を行う際には、どんなところに指標が出ているかによって、
どのツボを使うかを考えていきます。
その為、基礎Ⅱクラスでは、基礎Ⅰで習った指標に加えて、更に触る指標が増えていきます。
確認する指標の数が増えるということは、もちろん触る回数が増えるので、
治療時間も長くなってしまいます。
しかし、今まで基本治療に掛けていた時間に、更に補助治療を行う時間が加わってしまうと、
治療を受けている患者さんには負担となってしまいます。
ですから、補助治療も含めて今までと同じ時間内で終えられるようにしなければなりません。
実技では、時間配分を意識しながら基本治療の練習を行いました。
今後の講習会でも、治療時間を短くしていくコツなども学んでいきますが、
普段の臨床や、練習の際にも、時間を意識しながら基本治療を行っていきましょう。
基礎Ⅱ日曜クラス 助手 小林