応用コース日曜クラスも始まって3回目になります。
この応用1コースでは、なぜ精気が虚したのかという原因を追求していくコースです。
前回に引き続き、初診カルテを使いながら、この人の精気の虚の原因は何かを探っていきます!
既往歴と社会歴を照らしあわながら問診し、精気の虚が何によって生じたのか、時系列を考えながら問診をする際のポイントを学びます。
ポイント1 「新規と習慣」
患者さんが何か新しいことを始めてから症状が出たとか、毎日身体にいいからこれを食べてますというのが原因のことが多いです。
講義の中では、会長やD先生の症例の具体例を上げながら学びます。
ポイント2 「精気の虚の原因を治療の指標となるように質問する」
問診で確認することは、発症状況・時間的経過・部位・性状・程度と頻度・日常生活や社会生活への影響などなど・・たくさんあります。
それらの質問をする時に、治療の指標となるよう質問できるか、出来ないかで治療の効果も変わってきます。
例えば、痛みの性質をみてみても、患者さんは10ある痛みが0にならないと、まだ痛いと言うでしょう。でも治療前はズキッと痛いと言っていたのが、治療後はズーンと痛いと言ったら、それは身体に変化があったと考えられます。こちらも身体の変化を確認し、患者さんにもそれを伝えると患者さんも身体の変化を実感出来ます。痛いか痛くないかではなく、こちらも患者さんも変化が分かるように問診することはとても大切です。
どんなに治療で精気の虚を補っても、精気の虚を起こした原因にアプローチしなければ治らないし、また繰り返してしまいます。
そのためにも、精気の虚を起こした原因を探り、そこにアプローチするためにも問診って大事なんです!!
次回は6月29日になります。