学ぶということは

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関東鍼灸専門学校の卒業式のあと、謝恩会ではなく、卒業パーティーに、お師匠様と出席しました。

あくまで、謝恩会ではないので、卒業生が楽しむのがメイン。

先生、盛り上げてくださいね。期待してますから。

の声に答えて、盛り上げ役をかってでました。まあ、喜んでもらえれば、それで満足です。

さて、そのおり、私の尊敬する先生のお一人で、心理分析を専門とされる恩師の先生とお話させていただきました。
先生は、ワイドショーのコメントなどよくされている著名な方です。
今回、久しぶりに一緒に飲めたのをいいことに、無料で相談してみたのでした。

以前からここでも、ずっと語っていることで、
治療家をつくる。という話で、心に引っ掛かりがあって悩んでいる。と話したところ、こんな話しをして下さいました。

ラカンは、自分の弟子達に、こう言ったそうです。

あなたたちは、自分のことをラカン派の心理分析家だと言うかもしれませんが、私はフロイト派です。

目指すものを徹底して学び知った後、それを否定することで、あらたなものを構築してのち、はじめてそれに並ぶことができる。

同じものになろう、同じものを作ろう、としても決してできない。

否定をすることは、必ずしもそこから離れようとすることではなく、より深く知り、より近づきたいとする行為の現れであることもある。

まさに、あらゆる意味で、天からの啓示でした。

ここ数ヶ月の曇りが晴る思いで、また同時に、自分の浅学を恥じるのでした。